2人が本棚に入れています
本棚に追加
…どんどん自由の国化してるぞ。まずはグレート・ジャーニーからか?冗談じゃない。挑戦は太陽を笑って見上げられる人間限定だと見栄を張れば後ろ向きに歩いているのか、僕は。
歩道を実感無く音を鳴らし、僕達を無視する動き続ける世界への脅迫的タップダンスをリズム感無視で披露する。報復の連鎖は考えない。
霧のまま、人気のない校門を顔パスして、尊大に遅刻をアピールするが、咎めるべき人間は僕達を敬遠する。
僕と玲さんを除くクラス生徒全員が着席していて、教壇に立つ髪の毛の生え際後退で最近忙しい担任が、玲さんの遅刻だけを咎め立てる。あれ、先生、僕は?
玲さんが僕の分も叱るよう異論を訴え、それは嬉しいような悲しいような。
最初のコメントを投稿しよう!