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ごもっとも、あっしは言葉もございません。
「ひかる君がひかる君で在るために必要な事でもある」
普段の抜けている空白の本棚に難しい学術書が詰まってしまった感じに、玲さんは焦っている。
僕が僕で在るために必要、だなんて。
僕が僕として存在できるかどうかの瀬戸際に立たせた癖に、脅迫が上手くなって。
まぁ、探すもなにも、持ち主の顔は見てるし、難しい事はこれから一切無いはずだから。
足はそちらに向けよう。
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