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「どうもありがとう。さてそれでは本題に入りたいと思う。選択してくれ、今俺達の仲間になるか、それとも……………今ここで死ぬか」
迅はそう言うと、手の平に小さな小さな魔力の弾を作り、それを放った。
すると近くにあった崖に大きな穴が空いた。
蓮達はこれを見て凄く驚いていた。さすがにいきなり仲間になれと言われ、あげくにはこんなものを見せられたら驚くだろう。
この反応は迅にとっては予想通りだった。
邪魂の者達が何か言っていたがリーダーの蓮は無視をして、
「なぜだ?理由による。話してくれないか」
これも迅には予想通りで、迅は言い終わるか終わらないかのくらいで、
「日本は裏切られている。もうすぐアメリカなどの兵がこちらにくる。」
そう言い、空気を叩く。すると大きなモニターが現れ、アメリカの状況が写った。もちろん、チェーンを攻める話をしている。
迅の発言とモニターにさっきよりも邪魂の者達は驚いていた。あの圧倒的な力を見せられ、裏切りの映像を見せられれば、信じるしかなかった。なぜなら、嘘ならあの力で今すぐ自分達を殺せるからだ。そして数分話をして蓮が
「迅さん、それは本当なんですね…………あの映像は本物だ。場所も人も全て同じだし………………なにより、嘘なら会ってすぐ私達を殺していたはずだ。ということは僕達は裏切られた。仲間になりましょう。私達もそんな気がしてたんです」
これを聞くと迅は、本来その年の子が見せるような笑顔を見せ、
「いや~、よかった。ドキドキしてたんだよね。」
そう迅が言うとさっきまで綺麗に整列してた列がくずれ
「やっぱリーダーは戦いの時でもダメだな。」
とか言いながら少しの間、雑談していた。
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