7人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
それから1時間後、国王と、国王直属の魔法使いにより、日本に行く道が出来ていた。
だが道といっても、地球の道とはちがい、丸い穴の中に異次元空間が広がるだけだ。
そこにちょうど蓮、浩希、諒、将がきたが、迅がまだきていなく、将が
「隊長はまた何やってるんだか………」
そう呟く。そしてそれを見計らうかのように迅が多めの荷物を背負い、やってきた。
それを見ると今度は国王が
「迅、なんだその荷物は?」
迅はそう聞かれ、少し困ったように考え、
「見てからのお楽しみ?です」
そう言うと蓮達のもとへ行く。すると国王は一度迅の荷物を見てから
「まあいい。よし、迅、将、蓮、浩希、諒、無事に戻ってきてくれ。」
そう言ったあとにため息をつき
「神楽、出て来い」
国王がそう言うと、迅達の動きが止まり、入り口に視線が集中した。すると入り口辺りから神楽が出て来た。
そして出て来ると神楽は準備万端でいかにも行きたいと強調するように
「すみませんでした~、国王様~。でも、迅隊長の見送りだから安心し」
と言いかけるがその言葉を遮るように国王は
「わかったからもう行け。そのかわりに迷惑をかけるなよ。」
すると、国王が言い終わるか終わらないかの内に、神楽は
「やった~~~~、国王様、やっさしぃ~~~」
と、叫びながら迅達の場所にくる、すると国王が
「よし、今度こそ行くぞ。皆無事に戻ってきてくれ」
国王がそう言うと、ふざけていた神楽も真顔になり全員で
「はい、行ってきます」
そう叫び、日本への道に飛び込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!