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流達は地下三階の部屋に連れてこられていた。この会社にこんな場所があったなんて。流達は驚いた。そこはまるで殺し合いをする為にできた巨大倉庫だった。薄暗くあちこちにちばるドラム缶や木材。 ヤクザ映画でよく見られる麻薬取引の倉庫をさらに大きくした感じだった。 『武器はここにある。各自好きなのを三つ選ぶんだ。そこから30分チームで作戦会議をして。スタートだ。本気でやらないと自分が死ぬ事になるぞ。』 流は銃二つと小刀を選んだ。流の基本装備だ。 『本当に殺し合いをするのか…。』 流は弱気になっていた。しかし、負ける訳にはいかなかった。家には静香が待っている。もし、優太と戦う事になったら…流は戸惑いを隠せなかった。
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