放課後

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
『ふぅ~~~……』 あっ 煙草じゃありませんよ ため息です 『でかい溜め息だね~~~今日は流石につかれたかぁ』 隣を歩く怜が苦笑いしながらはなしかけてくる 『本当 いつも百倍疲れたよ もう勘弁だよ 変態のお守りは』 そう もうみなさんご存知だと思いますが変態とはもちろん義兄るきのことである そのるきはと言えばそういえば午後は一度もみていない 『それよりさぁ あの 櫻ちゃん本当可愛いかったよね~~』 鼻息を荒くしてまた唐突に怜香が喋る 『本当に そこらへんのアイドルより絶対可愛いよ』 もちろん本音 櫻ちゃんとは屋上で知り合ったフランス人形のような女の子である あの子に不細工とかいうものは視力がZぐらいだろう 『でも櫻ちゃん体弱そうだよね』 ふと怜香が言う 『なんで?』 思わず聞いてしまう 『だって顔色悪くなかった?』 『えっ……と』あんたが抱き着いてあんたのゴムマリに溺れて窒息しそうでしたよ~~と本当ことは言えない だって怜香には弱いもの~~ と心で叫んでから 『まぁ 小さいからね』 意味わかんねぇ~~ 我ながら意味がわからない答えを言ってしまった ごめんなさい小さくても元気いっぱいの人~ 『やっぱり そかな♪』 つくづく怜香が天然でよかったと思った しかもやっぱりって やっぱりってなんですか~~~~~ えっ? 8ページめから萌さんの心の声うるさい? そりゃ こんな愉快な仲間達がいれば心の声も増えますよ 笑 そのとき! 『マイSister~~~~』 1番聞きたくない声が聞こえた いや 幻聴幻聴 『L O V E マイSister~~~~』 あごがはずれてしまった…… その間に前に一台のスポーツカーが 『きぃ~~』 だがその後その場所からは 『now~~~マイSister~~』という悲鳴を最後に何もかもが消え去っていたと言う (笑)
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!