廃病院の巨大鏡

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次の日の朝。警察によって彼らは発見されました。4年生の男子以外は 全員焼死体で……。 中でもあの二人は 酷い姿でした…。 体に無数のメスが 刺さり、四肢や首は バラバラ、体の関節は 全て複雑骨折、腹はばっくり切り開かれていました。さらにその死体には 不可解な点が二つ。 一つは体内の臓器が 全て無くなっている。 ということ。目玉から 耳の神経まで全てが きれいに消えていたのです。二つ目。検死の 結果、彼らは焼死ではなく、メスの刺し傷による失血死なのです。 という事は焼かれる前に メスを刺された。 という事になる。 ならば当然メスも 焼けて、焦げたり、 劣化しているはず。ですが刺さっていたメスは 新品同様の輝きを 放っていました。 そして全体で不可解な 点がいくつか。 まず、なぜ火事が 発生したのか。発火するような物は病院にあるはずはなく、メンバーが持っていた訳でもない。 次になぜメスがあったのかという事。廃病院なのだからそんな物があるはずがない。 次。なぜ鏡と1枚の写真だけ燃えなかったのか。 病院は全焼した。 物が残っているはずがない。さらに誰もが気になる事。 そう。犯人は誰か… という事。 警察が必死で調べたが あの時間にあの近所を 歩いている人はいなかった。これは…。 単なる完璧犯罪なのか。 それとも……
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