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私…碧(アオイ)と、あなた真也(マサヤ)が初めて会ったのは、友達が開いた飲み会。今で言う合コンだった。
その時付き合っていた彼に好きな人が出来たと振られ、落ち込んでいた私を見るに見兼ねた友達が誘ってくれた。
全く乗り気じゃなかった私だったけれど、折角の好意を無下にする事も出来なかった。
愛想笑いを浮かべる私の隣にさり気なく座ったのがあなた…。
真「無理に笑わなくてもいいと思うよ。」
私が失恋した事を知ったあなたは、真っ直ぐ前を向いたまま、落ち着いた声で私に声を掛けた。
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