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『王様、王妃様、この度はお姫様の御誕生おめでとうございます。』
魔女は城へ来るまでで少し冷静さを取り戻したようでした。
深くお辞儀をしてから、しかし冷たい眼で王様たちを見ました。
「どういうことだ、魔族である貴様を呼んだ覚えはない。
何を企んでいる?」
王様は静かに言いました。
魔女は込み上げてくるものを抑えながら言いました。
『あら、ただお姫様にお祝いをと思ってわざわざ参りましたのに。
酷い言われようですわね。
ところで王様、私にお姫様を抱かせて戴けませんか?』
「断る。
貴様の魔力に犯されたらどうするつもりだ。」
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