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「かかれ!!」
左右から兵士たちと隣の国の王子様が魔女に切り掛かってきました。
『ッッ!?』
魔女は間一髪、マントを脱いでそれを食い止めると、王様たちを睨みつけながら言いました。
『ふん。
王も落ちたものだな。
これ程までに卑怯とは。
まあいい…
本当なら貴様ら全員に呪いをかけてやるところだが、姫に免じて今回だけは許すことにしよう。
ただ…姫の16の誕生日、その日に私を呼ぶことだ。さもなくば…わたしは本当に呪いをかけることになるぞ。
誰にとは言うまい。
では……その時まで。
………ごきげんよう。』
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