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楽屋でのとある風景
黒紫の場合
「………」
「どぉしたん?珍しいやん」
「別に…。ええやろ」
「悪いとは言うてへんて」
俺と並んでゲームしとったヨコが電源切った本体を俺に預けて、ゴロンと横になった。
珍しく膝枕や。
ヨコは好きにさせて俺はゲームの続きや。今からボスを倒しに行くねん。よし、念のためにセーブしてから行くかと、ゲームの画面にセーブ中の文字が出た時、肘をクイクイと引っ張られた
「ん?」
「…眠い」
「はいはい」
しゃーないなぁと溜め息つきながら、セーブが終わったゲームの電源を切って、ヨコの分と自分の本体をソファの隅っこに置いた。
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