June

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June

  憂鬱な6月の雨 傘を差す僕は 生暖かい空気に被われる 肌にへばり付くような その感触は さらに僕を苛立たせんだ さよなら告げた君は どんな顔してたのかな 騒がしい足音が 上から聞こえてくるだけ 虚しさが残る 君の背中を そっと 目に焼き付けておこう いつか笑い話にでもしようか 大切な思い出として ごめんね、ありがとう さよなら…
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