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「優姫か?」
「なんで私の事を知っているの?」
「俺だよ。竜だよ。昔道場でお前に、いじめられてた」
(思い出した。でもまだあのときは私よりチビで、しかも中学校に上がると同時に引っ越して、ウチの道場も止めたんだっけ…)
「なんで竜がここにいるの?」
「親の転勤で、またここに住むことになったんだ。言っておくけど、昔のようには負けないからな」
挑発するような眼差しで、言ってきた。
(カチン)
「じゃあ、勝負しましょうよ‼」
「良いけど1つ条件がある」
「何?」
「俺が勝ったら、優姫は、俺のいいなりで。 昔の借りを返したいし」
(こいつ絶対面白がっている…)
「じゃあ私が勝ったら、ほのかにちゃんと謝ってもらうからね。」
「良いぜ。」
「言っておくけど私、今も格闘やってるし負ける気しないから、覚悟しといてね」
「上等‼」
竜はニヤリと笑い、明日屋上で決闘をすることになった。
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