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篤の村の篤の住家にて…
翌日に決闘を控えた二人は…
明日に備え睡眠をとろうと
床に寝転んでいた…
しかし…
いくら吸血鬼になっているとはいえ
実の兄貴と殺しあうのは抵抗があり
眠れなかった…
すると…
『眠れないのか?』
心配そうに明に問い掛ける…
『兄貴…』
『大丈夫か?』
『ああ…ちょっと緊張して…』
『そうか…』
不安そうな明の頭を安心させるように撫でる…
『ねぇ兄貴…』
明は安心したように目を閉じ篤を呼ぶ…
『何だ?』
『今日だけ…甘えていいよな…明日…殺し合いだ…どちらかが必ず…死ぬ。だから…最後だけ…弟でいさせて…』
それを聞いた篤は優しく微笑み…
『…わかった…』
と言って明を抱きしめた…
『兄貴…っ』
『明…』
兄弟の悲しい定め…
どちらが死に…
どちらが生き残るのか…
それは…
神のみぞ知る…
END
初がこれって(泣)
でも実際こんなやり取りがあったら
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