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平日。
おまけに悪天候。
店には寛人の友達グループしかいなかった。
そのグループも飲み潰れていて、ソファーでぐったりしていた。
ここでまともなのは、寛人とバイトの智ちゃん。
智ちゃんは、寛人の彼女で私とタメということもあって、話しは弾んだ。
智ちゃんとの会話は、自然と恋愛ネタになる。
私は、別れた男のことを話す。
智ちゃんは、寛人の愚痴を語る。
寛人は潰れた友達を介抱し、テーブルを片付けていた。
『麗華は男見る目ないよ~。』
いつも、智ちゃんに注意される。
男の選び方を指摘される。
でも、私も黙ってはいない。
寛人のどこがいいんだ?
と、言わんばかりに寛人の過去を暴露する。
それを聞いた寛人も、怒りながら、
『あの時はね~』
なんて語ってくれる。
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