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「いたた…」
ひかるは立ち上がると
自分のズボンを ぱたぱた とはたいた
「ふぅ…。ひどいめにあいましたぁ~」
「くすっ 君、大丈夫?」
「ほえ?」
ひかるに声をかけてきたのは
この学園に一番ふさわしいといえるような格好をした女の子だった
名を 天宮愛流
服装はいかにも といった、魔女の服であった
ひかるは愛流の格好をみて
「魔女さん…?」
と、一言発した
それを受けて愛流はまた くすくすっ と微笑む
「うん。私は、魔法科の1年だよ。君は?この学園じゃみかけない子だね」
「えっ、あっ…、ぼっ、僕も魔法科の1年です!」
「…」
愛流はひかるの顔をまじまじとみた
「うーん?やっぱりみたことない子だね~」
「えと、今日転入してきたんです!」
「へー。君転入生だったんだ」
愛流は納得といった感じで呟いた
そして、ひかるの方をみると
さっき以上の微笑みを顔に浮かべた
ひかるもそれにつられて にこ と微笑む
「私は天宮愛流。君の名前は?」
「僕は曽根川ひかるです!」
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