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入学式を終えて、帰宅し今日の服装を決めていた。
「人の家に招待されるのなんて久しぶりだから気合いはいっちゃうな!!!!」
なんて1人ごとを言いながら着替えを済まし、陵太との待ち合わせの場所まで向かっていた。
………あっ、、、。
やつだ。
俺をいじめていた張本人。
椎名 晴馬(しいな はるま)だ。
俺は見つからないように、その場を通り過ぎようとする。
やつとすれ違うとき息づかいが荒くなり冷や汗をかく。
………気付かれずにすんだ!!!!!
その時、
ドンッ……
えっ?痛っ!!
俺はその場に倒れてしまった。
俺は椎名に後ろから蹴り飛ばされたのだ。
椎名「久しぶりだな忍。
お前山城高校に行ったそうじゃないか。」
と嫌みを込めて言ってくる。
「久しぶりだね椎名。
よく知ってるね。まぁ少なくとも中学よりかはマシだよ。」
と半笑いで答える。
椎名は何か気に入らなかったのか俺を立たせ、いきなり殴ってきた。
俺はその場に滑るように倒れ込んだ。
せっかくキメたのに服がボロボロだよ…。
椎名はそんなこと気にも止めず俺を殴りとばす。
するといつの間にか椎名の仲間達が俺を一緒に殴りとばしていた。
「…ひ……きょ…だろ…
…気に…いら…ないなら…ひ…とりず…つ」
椎名「あん?なにぃ??」
椎名はそれにまた腹を立ててさらに殴る力が強くなった。
どれぐらい殴られただろうか…
考えていたその時!!
バキッ!!!!
椎名「ぐはっ……だ…誰だお前」
俺は思わず、
「陵太…!!!!!」
と叫んでしまった。
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