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どうも！私は森田愛美！元気いっぱいの中学一年生！
と自己紹介してる暇はなかった！
ただ今、遅刻寸前です。(泣)
先生！その門閉めないで！
「５、４、３、２、１。」
やばい！
もう滑り込みでなんとか、、、、、、。
「０！」
どうだ！
「森田！」
「はい！」
やっぱり、、、、。「セーフだ。急げ！」
「分かりました！あと、おはようございます！」
私は大きくお辞儀をして教室へ向かった。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
「あっ、愛美！おはよう！」
「おはよう！何かあったの？」
「何があったのじゃないよ～！みんな噂してんのにまだ耳に入ってきてないの？」
「うん。つーか何が？」
「転校生だよ！ｲｹﾒﾝで。私と一緒にいればまっ美男美女同士みたいな～！」
あっこのにくめないﾅﾙｼｽﾄは咲本みほり！
みんなに
「みぽりんって呼んでください！」
とか言ってるけど
みんな無視。
これがまさに悲しい現実かな…(笑)
「ｲｹﾒﾝとかはっきり興味ないし！」
「つまんないねー！」
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰｺｰﾝｷｰﾝｺｰﾝｶｰｺｰﾝ♪
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
「おはよう。今日はみんなが知ってるように転校生がいる。入ってこい！」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
「福原かなたです。よろしくお願いします。」
ﾄﾞｷｯ！ﾔﾊﾞｲかも…。かなりのｲｹﾒﾝだ！
「ｷｬｧ～ｶｯｺｲｲ～！」
すっかりみほりはﾊﾏﾘ中…。
「じゃあ福原は…
森田の隣な！」
はいっ！？これは運命！つーかこの席はもういないけどうっちゃんが座ってた席なのに…。
あっうっちゃんっていうのは内田博のこと。私の唯一の男友達！
「おはよう！」
「おはよう！」
先に話しかけてくるとはなかなか手慣れてるね～！
って私は何を考えてるんだ！
「じゃあ森田、あとで学校内を案内してやれ！」
「でも…。」
本当はﾊﾞﾘﾊﾞﾘ嬉いっつーの！
「分かりました。」
一か八かなんとか案内をしてみよう！
～放課後～
「ここが男子ﾄｲﾚ。ここが音楽室。ここが音楽準備室。これで全部終わり。何か分からないこととかあった？」
「なかった。ありがと！」
「ううん。とんでもないよ！まだまだ分からないことがあったら私だけに聞いてね！」
「分かった！そうだっ！なんて呼べばいい？」
「私は『森田』でも『愛美』でもいいよっ!逆にあなたは…？」
「俺は『福原』でも『かなた』でもいいぜ!」
「じゃあ呼び捨てで！」
２人でﾊﾓｯﾀ！
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