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僕は近藤雅司(コンドウマサシ)。
自分で言うのも何だけど、僕はどこにでもいそうな至って普通の中学生だった。
特徴がないって言ってくれてもいい。普通じゃないのは家族構成が少し淋しいのと、他の家と比べたら貧乏ってところかな。
もちろん自分からは進んでそんな境遇、口にしない。
そんな僕が今は女子校に通っているんだ。当然女子校って言うんだから、僕が入学できるわけもない。でも現実。
全校人数の1%にも満たない、たった1人の男子生徒。それが僕だ。
複雑な心境……
全ての始まりは小さな……そう、親切心。その小さな親切心から全ての歯車は動きだしたんだ。
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