第6章 これから

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PM4:00 場所:下駄箱 下駄箱で恭吾とひかると一緒に帰えろうとしていると上之宮と曽根川が来た。 『まさか貴方なんかに負けてしまうとは、一生の汚点ですわ』 上之宮が落ち込みながら言う 『それは、言い過ぎだろ』 『ボクも不覚を取ってしまったよ』 はっはっはぁ~と笑ながら曽根川が言った。 『殆どまぐれみたいなものだったけどね』 『なんなら今から再戦してみては?』 冗談混じりに恭吾が言うと 『それ面白そう』 笑顔で上乃宮が言う 『俺は嫌だからな』 『往生際の悪い奴だな』 『恭吾、お前は俺の味方でいろよ』 『往生際が悪いですのよ』 『いい加減観念しな』 上之宮と曽根川が指をさして俺に言う 『俺は絶対にや、や、や ヘックション!!』 俺のクシャミと共に発生する風、舞う葉、捲られるスカート・・・スカート? 色んな人の色とりどりのパンツが俺の目の前に 『は、は、は、』 にやけていた俺だが一瞬にして表情が強張る 『聖君!!』 『貴方って人は!!』 顔を赤く染めて愛流と上之宮が怒りながら俺に寄って来た 『まだ魔力の残りが有ったか』 冷静に答えるホウさん 『グッジョブ  後は、頑張れ』 男子生徒達がにやけながら親指を立てて俺に言った 『皆さん、風のせいですからね 別に悪意が有った訳では』 両手を前に付き出しながら必死に否定する俺 しかし、聞く耳を持たない女子一同は俺に向けて詠唱を始めた 『ちょっまっその数はヤバいんじゃ』 愛流もドクロちゃんに変身してエスカリボルグ(金棒)を構えている 『問答無用!!』 ドガーン
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