第3章 授業開始

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『玲菜ちゃん宜しくね』 『曽根川さんと組めるなんて光栄ですわ』 元気いっぱいな子の名前は、 曽根川 ひかる【そねがわ】 髪はショートヘヤー、身長は余りない童顔で可愛らしい女の子 何事にも一生懸命に取り組む頑張り屋さんである。 そして・・・・ 『ボク頑張っちゃうよ』 いわゆるボクっ娘だ。 もう一人のいかにもお嬢様口調の子の名前は、 上之宮 玲菜【うえのみや れいな】 髪は金髪のロングヘヤー、身長は女の子にしては有り、可愛いといようより綺麗に部類されるであろう顔立ち、 つまりモデルの様な女の子だ さらには、父親が上之宮グループの社長だという超が付くほどのお嬢様。 『私たちが勝つに決まってますけどね』 『では、対戦相手のBチームは挙手制にしますか』 静まりかえるクラスメイト達 皆が先生とは顔を合わせないようにしている。 それもそのはずだ、男子はプライドが有るから女子に負ける訳にはいかないし、 女子にフルボッコされたい変態はさすがに俺のクラスには居ない 女子でもさすがに実力差が有る人間に挑むチャレンジャーは居ないだろう…… 『はい、はーい!!』 そういえば俺のクラスには元気だけが取り柄の様な奴が一人居たか。 『じゃあ天美さんお願いしますね』 にこやかな笑顔で先生は言った 『さすがにお前でもあの二人相手では敵わないだろ』 『やってダメモト、やってみないと分らないよ』 愛流の信条がダメモトだということを俺はすっかり忘れていた。 『では、もう一人は・・・』 先生が言いかけた瞬間に俺は先生と目が合いそうになったやばい!! 瞬間に俺は首が180°も曲がらんばかりに首を捩じった。 『神山君が俺なら余裕で勝てるって言ってま~す』 恭吾が俺の手を上げて行き成り言い出した。 『っんなっ!!?』 『じゃあ神山君にお願いしちゃおうかな』 軽いノリで言う先生 『俺はこんな、公開処刑みたいなことやりたく無いですよ!!』 大声で意思表明する俺 『良いじゃんダメモトでやってみようよ』 俺は昔から事有る毎に愛流のダメモトに付き合わされてきた 『こうなった愛流は、梃子でも動かんよ』 自分が選ばれなかった事を心から、喜んでいるのかニヤケ顔で恭吾が言った 『はぁ~仕方ないか』 俺は諦めた 『南~無~』 皆が俺を見ながら拝んでいる。
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