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「はい?」
思わず声が裏返ってしまった
それもそのはず
だって予想外な言葉が男の子の口から出てきたんだから…
勝負しよーぜ…って
意味わかんない!!!
まじまじとその男の子を見つめる私
男の子は私と眼があうとすぐさま私から眼を逸らした
…かと思うと
――グイ
「え?」
「いいから来いよ」
「ってちょっと!!」
いきなり私の腕を掴んで歩き出した
「市花助けて…」
掴まれていないほうの手を出して市花に助けを求めた
なのに私の親友といったら…
ニヤニヤと笑いながら手を振っている
そんな親友の姿に軽く殺意が芽生えた
後で覚えてなよ、市花
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