110人が本棚に入れています
本棚に追加
切りたい。
切りたい。
切りたい。
一度思ってしまえばもうそればかりで抜け出せなくなる。
いつもポケットに忍ばせてる小さなカッターを握りしめてはダメだ、ダメだ。と何度も頭を叩く。
それでも気持ちは変わらず、まるで呪いのように纏わり付く。
こうなったらいっそのこと、切ってしまえば楽だろう。と、少しだけと心が揺らいでしまう。
途端ら私は再び屋上へ駆け上がった。ポケットのカッターを強く握りしめて。
最初のコメントを投稿しよう!