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…………
……
…
「カ…ネ」
「カーイーネー」
「カイネってば
いい加減起きてってばー」
女の子が必死になって俺を起こしてる。
でも、
「ン…ふぁーぁ、後三十分。」
「だーめ。
次の授業訓練室前に集合なんだょ。」
「遅刻したら
またレオン先生に怒られちゃうー。」
俺を起こしてくれてる子は
幼なじみの日澄 琴葉。
じゃぁ後十分だけでも俺に至福を。
琴「カイネ…
いい加減に起きないと。。。」
琴葉が笑顔になる。
琴葉さんや、目が笑ってないですぞ…(汗)
「わかった、わかったから
そのひきつった笑顔止めてくれ(汗)」
琴「ひきつってないょ。」
琴「それより、早く行こうょ♪カイネ。」
すがすがしい笑顔に戻る琴葉
「ヘイヘイ…。」
俺は自分の机から思い腰を上げ渋々と教室を後にする。
「そーいえば、
琴葉次なんだっけ?」
琴「実技訓練だょ。」
実技訓練とは、
授業の一科目で
ここの学園では唯一の実戦授業だ。
簡単に言うと、戦って
それを試験官が点数を決めるだけだ。
「はぁー、
俺一番実技嫌いなんだょーなぁ…」
琴「なんでェー?」
「だって寝れないじゃんか」
琴「…カイネ」
そんなジと目で俺をみるなょ。
「琴葉だってめんどくさい教科あるだろ?」
琴「面倒くさいというより
私は調理が…ニガテ…」
「琴葉は料理音痴だからな目玉焼き作れないだろ?(笑)」
琴「んなぁー
目玉焼きぐらい作れるもん」
「卵焼きは?」
琴「……それはちょっと」
……なぜに、
目玉焼きが作れて
卵焼きが作れないんだ。。。
琴葉と話しながら向かっている内に、
訓練室前に到着しクラスメイトと合流する。
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