隣の席の子

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徐々に決まっていく席順。 私は窓側から2番目の一番後ろになった。 おっ、いいじゃん。 隣の一番後ろの一番窓側の席をゲットしたラッキーガールは… えっと… 誰? 『よろしく』 私から声をかけると、こちらを見て照れ笑いをした 『よろしく…お願いします』 敬語!? 反対側の子にも挨拶を軽くすると、友達の居場所を捜した。 みんな一番前とか二番目とかに固まっている。 イェーイ、私だけ後ろの席だもんねぇ って言いたいとこだけど、前に固まっているみんなは楽しそう… なんだ、こんなんなら、前の方が良かったじゃん。 肩肘をついてため息をついた。
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