始まり

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「これから狩りに行くんだろ?どこからどう見ても買い物って格好じゃねぇしな」 おやっさんは笑いながらこっちを見てる 「はは…じゃあ有り難く頂くよ」 「俺の嫁さんの特製だ!食え食え!」 「あ~…ええ!?おやっさん結婚してたの?!」 俺は握り飯を落としそうになる 数年くらいおやっさんのとこで買い物をしてるがそんな情報は初めてだ 「ほら!これだよ!綺麗だろ?」 おやっさんは一枚の写真を見せてくる そこに映ってるのは 相変わらず上半身裸のおやっさん その隣には 長い金髪の髪を腰までおろし 吸い込まれそうな程の蒼い瞳 顔立ちは整っていて おやっさんには勿体無い相手だ
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