No.00 プロローグ

2/3
前へ
/74ページ
次へ
  遥は悠の書斎のコルクボードに飾ってあるプリクラを見ていた。 そこには遥と悠そして髪の長い女性が映っていた。 「今日はどうしたんだい」 「なんだ理由がなければ此処に来てはいけないのか」 「君が良く来るから小説がなかなか進まないんだよ」 悠はやれやれと首を振る。 「大丈夫だ」 お前の小説は絶対売れる。 なぜなら本当に完全犯罪が成功しているのだから… モデルがいたのだから… リアルだから… 物語の放つ本物の闇が心を惹きつける。 遥がそんな事を考えていると、書斎に1人の女性が入って来た。  
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

132人が本棚に入れています
本棚に追加