No.00 プロローグ

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  遥は悠の書斎のコルクボードに飾ってあるプリクラを見ていた。 そこには遥と悠そして髪の長い女性が映っていた。 「今日はどうしたんだい」 「なんだ理由がなければ此処に来てはいけないのか」 「君が良く来るから小説がなかなか進まないんだよ」 悠はやれやれと首を振る。 「大丈夫だ」 お前の小説は絶対売れる。 なぜなら本当に完全犯罪が成功しているのだから… モデルがいたのだから… リアルだから… 物語の放つ本物の闇が心を惹きつける。 遥がそんな事を考えていると、書斎に1人の女性が入って来た。  
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