1章

12/15
前へ
/325ページ
次へ
「ねぇ・・・ どうして麻人は、 私のことそんなに分かるの?」 「え?」 麻人は驚き、そして少し唸ると、 「千紗・・・ 紗織が、俺を好きになってくれた時に話してやる。」 また、私の名前を間違えた。 千紗って誰? 「分かりました。 でも、私が麻人を好きになる可能性なんて、すっごく少ないよ?」 「好きになるよ。」 麻人は、また断定したように言った。 「何で?」 「だから、それは言っただろ? 紗織が、俺を好きになってくれた時に話すって。」 じゃぁ・・・
/325ページ

最初のコメントを投稿しよう!

273人が本棚に入れています
本棚に追加