1章

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近くの公園へ向かおうとした時、私の横を、1台の車が通り過ぎた。 私は、そんな事、気にも止めなかった。 その車は、公園の近くで止まり、中から男が出て来た。 「はぁ・・・」 私は、これからの生活を考えた。 就職も決まっているし、家も出るつもりだけど・・・ その予定が早まりそうだ。 「なぁ。姉ちゃん?」 私は、 サングラスをしている男に声をかけられた。 「はい?」 「山本って家知らねぇ?」 「知ってますけど・・・」 「教えてくんね?」 面倒臭い と思いながらも、私は教える事にした。 「そこの角を曲がって」 「ごめん、案内してくれる?車あんだけど・・・」 「はい・・・」
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