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枯れきった大地。
人はいない。
そんな中に一台のロボットはいた。
人間の役にたつために作られた。
でも人間たちは何十年も前にこの土地を捨てよその土地に移ってしまった。
ここには住めなくなったから…
ロボットたちは置いていかれた…
移動の邪魔になるから…
だからロボットたちは残された。そして誰のためでもなく働き続けた。
もしかしたらいつか戻って来てくれるかもしれない…
そんな小さな希望を心のどこかに秘めて…
いや違う。
ロボットに心なんてない…
自分はただのロボット。
人間の操り人形。
心って何だろう…
笑うってどんなの?
泣くって辛いの?
怒るって醜いもの?
ロボットにはわからなかった…
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