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僕達が到着した頃には、他の生徒達は全員席に着いていた。
『遅かったわねー!早く席に着いてね!』
本間先生に言われ、頭を下げながら席に着く。
『よし、全員席に着いたので、食事開始にしよう。』
引率の先生の掛け声で前菜が運ばれだす。
コース料理なのだろうか?なかなか豪華だ。
『オォ!待ってたぜ!愛しの料理ちゃん♪』
庵が前菜を前に言う。
『コース料理なんて、凄いね!僕も久しぶりだよ。』
橘さん達は、黙ってナプキンを架けている。
『なぁ、ミブッち…。聞きたい事が有るんだけどよ…。』
耳打ちで庵が言う。
『何?どうしたの?』
『一杯フォークとかスプーンとか並んでるじゃん…。』
『うん。』
『どれから使うんだ?』
『アァ、一番外側から使うんだよ。でもね、無理なら良い方法があるよ。』
そう言い、僕はウェイターさんを呼ぶ。
『すいません、お箸二膳頂けますか?』
『ハイ、畏まりました。』
そう言いウェイターさんはお箸を持って来てくれた。
『ミブッちナイス!』
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