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パシャ!
パシャ!
「ってか…うちらはぐれてない?」
真琴は写真を撮るのに夢中で、桜の声は耳に入らない。
だから耳元で大声で叫んだ。
「まーこーとー!」
大声にびっくりした真琴は首を傾げ、耳を口から遠ざける。
「ごめんなさい。あまりにも魅力的で…。ほらっ舞妓さん凄く綺麗で…。」
真琴はさっきから舞妓さんの写真ばかりとっていた。
「気持ちはわかるけど、そろそろさっ…うちらはぐれたし。」
「あっ、見てみて!舞妓体験だって、綺麗な着物着れるかな~!」
桜は呆れて物が言えなかった。
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