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「ようお似合いで~。」
真琴は藍色の着物。
桜は桃色の着物。
二人とも綺麗で祇園の街に似合う姿になっていた。
「似合うね。」
「可愛い。写真撮らないと。」
とお互い褒めあっていた。
すると…
二人がまばゆい光を放った。
たちまち二人の姿は消えていった。
「堪忍してや。私ももう疲れ果ててしまって…。二人が私…いや、あの二つの魂を助けてくれると信じて。」
そう呟くと淡く消え、置屋もなくなった。
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