一枚の桜と彼

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桜とじゃれあう。さしずめ僕は優勝を飾った選手。 しかし、いじわるな地に落ちた桜一枚は、僕の足をとり、誰もキャッチしてくれない胴上げをした。 もちろん僕はそのまま地に落ちた桜達の寂しいアスファルトへ頭を強く打った。 「いつつ…非道いよ~」 思わず涙目。 「大丈夫かよ?」 後ろから声がする。 僕は振り返ると…
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