一枚の桜と彼

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そこには、一人の男性が僕に手を差し伸べていた。 同級生かな? 「ありがとう」 僕は彼の手を取り、立ち上がる。 「あ、おい」 「はい?」 「頭に桜ついてる。」 「え?あ?どこですか!?」 「違う違う。そこじゃない。ここ…」 男性は手を伸ばそうと一歩踏み出すと いじわるな桜は、彼を、 胴上げした。 桜ってこんなに滑るものなのかな? 彼は派手に転倒し、身体全体で衝撃を受けた。 痛そう…。 思わず涙目。
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