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「えっと………帰らないの?」
「………帰る」
どうやら刹那はこれから帰るらしい。ちょうどいいと慶斗は考えた。話したいことがあるからだ
「じゃぁさ一緒に帰らない?」
「………わかった………それでいい」
それからすぐに慶斗たちは学校を出た。学校を出ると左右に別れる道がある。左に行けば駅、右に行けば慶斗や綾人が住む住宅街
「刹那はどっちに行くんだ?」
「こっち………」
刹那は右を指差す。それはつまり一緒に帰れると言うことを意味している
「帰り道は一緒か、家まで送ってやるよ」
「………家は………無い」
はっ?と慶斗は思わず声を出してしまう
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