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しかし楽しい時間はそこまでだった。
夕暮れの道の中には明らかに不自然な物が立っていた。それは全長2メートルはあろうかと言う黒い鎧だ。鎧と言っても日本の物ではないと言うことが一目みればわかる。
その鎧は右手に自分とほぼ同じ大きさの盾をもち左手には鋭く光るランスを握っている。
そして鎧は呆然と立ち尽くし紅の太陽に照らされ鈍く輝いている。
「な、なんだあれ!?」
慶斗は初めてみる鎧に混乱している
「キミは………下がって………跳弾したら………危ないから」
そう言うと刹那はおもむろに鞄を投げ捨てセーラー服の懐から2丁の拳銃を取り出す。それは銀色に輝き太陽の光を反射し赤く染まっている
慶斗はただ事ではないことを悟り刹那たちから距離を置く
慶斗が離れたところを見て刹那は鎧の方に歩き出す
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