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「なぁ慶斗」
「ん?」
突然綾人が話しかけてきた
「せっかく高校行くんだし、今年こそ彼女つくろうぜ!!」
綾人はそう言うと拳を天に掲げ目を輝かせている
「お前毎年言ってるよな」
「だってほしいじゃん」
「……………………」
慶斗はどう答えていいかわからず長い間沈黙が続いた。そしていつの間にか学校についた
「はぁ、やっとついたな…」
「おい綾人、家から十分しか歩いてねぇぞ」
「さっきも言ったろ?俺にとっちゃもなの」
「お前、そんなんだから………」
言いたいこともあったけど言わずにおいた。その時だったちょうど校門についたあたりで聞き慣れた声が聞こえた
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