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そして一人ずつ自己紹介を終え先生が口を開けた。
「お前たちが入ってくれて野球部がなんとか成り立ったよ。ではまずまとめ役としてキャプテンを決めよう。」
しばらく沈黙が続き、眉間にシワを寄せた田口先生のおもいかたががくっと上がった。
「んー。よし。じゃあ颯。お前の実力は良く聞いている。お前にキャプテンを任せよう。」
「はい。ありがとうございます。」
「頑張れ。」
「頑張れよ。」
暖かい言葉が俺の耳に入ってくる。なんていい気分なんだろう。
「じゃあ副キャプテンは浩に任せよう。副キャプテンはキャプテンをしっかりサポートをする大事な役目だ。しっかり頼んだぞ。」
「ありがとうございます。」
浩はそういうと俺達二人は固い握手をした。
ギュッ。
「よろしくな。」
「おう。」
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