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数分後…
マンションの下で待っていたら一台の見覚えある車が走ってきて目の前で止まり、彼が降りて来て助手席側のドアを開いた。
「どうぞ♪」
そう言って彼はにこにこと微笑み再び運転席に戻り車を走らせようとするけれどその前に「ベルト大丈夫?」と聞いてから出発してくれる。
午後6時
暦上ではもう秋だと言うのに辺りにまだ陽はあって綺麗なのにどこか切ないほどの夕焼け空が広がった世界を私達を乗せた車は静かに走っているけれど車内は沈黙。
私は久しぶりに会えた喜びだとか会ってなかった時に起きた話したことも沢山あるはずなのに何から話していいのかわからない。
きっとそれに気付いてくれた彼から沈黙を破ってくれた。
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