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開演してからの時間はあっという間でギタリストの彼の魅力に魅せられていたら無事に終演時間になって一般のファンが次々と帰って行くのをなんとなく見つめていた。
最後の1人が会場を後にしてから数十分後に汗だくでギタリストの彼が今まで見たことないような笑顔で現れた。
「来てくれてありがとね」
「こちらこそ招待してくれてありがとうございます」
「わしの仕事見てほしかったんよ。少しは格好良かった?」
そう言って彼は少し意地悪く笑う。
「とっても格好良かったですよ。ギタリストさん♪」
ちょっと茶化すと彼は真っ赤になってこう言った。
「///…帰り送ってくからちょっと待ってて」
「え…でも、これから打ち上げとかは…?」
「えぇから」
そう言うと彼はスタッフさんに呼ばれて何処かへ行ってしまった。
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