第一章『魔を狩る者』

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俺達は車を動かし、探査機が指した場所を見る。 「道だね…。」 「恐らく、路地に居るんでしょう…‥北区は迷路みたいに入り組んでるし。」 「ふ~ん…。うわっ⁉」 俺は車を急発進させる。 探査機に写った、不法入界者はゆっくりと東に向かっている。 「先回りしてポイントBの路地で討つよ‼」 「了解‼」 俺はポイントBに車を向かわせた。 北区・路地(ポイントB) 俺達は不法入界者より一歩先に路地に着いた。 車から降りる。 路地は暗く、人気がまったく無い。 「さて、仕事と行きますか🎵」 と先輩は車の中から布に包まれた武器を取り出す。 その武器は先輩より大きい。先輩は布を外す。 出てきたのは魔弾使用の大型機銃、それに付属してベルトとナイフが在った。 先輩はベルトを巻き、機銃を腰だめに構える。 「先輩…‥噂は本当だったんですね…‥」 「んっ❗何が?」 俺の言葉に先輩は振り返り俺を見る。 「いや…課内でですけど、凪嶋涼子は小さい銃は使わないって…‥」 「何それっ。」 先輩は鼻で笑った。 「そんな事より…‥来るよ‼」 「はいっ‼」 俺はコートの中から2丁の大口径のハンドガンを取り出す。 ハンドガンには紅い十字が刻まれている。 『GD-38式 ケルベルス』それがコイツの名前だ。
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