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俺達は車を動かし、探査機が指した場所を見る。
「道だね…。」
「恐らく、路地に居るんでしょう…‥北区は迷路みたいに入り組んでるし。」
「ふ~ん…。うわっ⁉」
俺は車を急発進させる。
探査機に写った、不法入界者はゆっくりと東に向かっている。
「先回りしてポイントBの路地で討つよ‼」
「了解‼」
俺はポイントBに車を向かわせた。
北区・路地(ポイントB)
俺達は不法入界者より一歩先に路地に着いた。
車から降りる。
路地は暗く、人気がまったく無い。
「さて、仕事と行きますか🎵」
と先輩は車の中から布に包まれた武器を取り出す。
その武器は先輩より大きい。先輩は布を外す。
出てきたのは魔弾使用の大型機銃、それに付属してベルトとナイフが在った。
先輩はベルトを巻き、機銃を腰だめに構える。
「先輩…‥噂は本当だったんですね…‥」
「んっ❗何が?」
俺の言葉に先輩は振り返り俺を見る。
「いや…課内でですけど、凪嶋涼子は小さい銃は使わないって…‥」
「何それっ。」
先輩は鼻で笑った。
「そんな事より…‥来るよ‼」
「はいっ‼」
俺はコートの中から2丁の大口径のハンドガンを取り出す。
ハンドガンには紅い十字が刻まれている。
『GD-38式 ケルベルス』それがコイツの名前だ。
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