第一章『魔を狩る者』

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「クククッ…‥今のを受けるとワナ…」 男が姿を現わす。 男は黒と赤の布を羽織っており、右手に剣を握っている。「お前が親玉かい?」 俺はそいつに聞く。 「そうよ。」 すると横から涼子が機銃を構え言った。 「資料に載ってたわ、コイツがターゲットよ。」 「ハハッ最近の子供は怖いネ~🎵」 男の横に一発、撃ち込まれる。 「失礼な奴ね、私は今年で25歳よ🎵」 「ほほう…。やルネ…‥」 男は硝煙が上がる機銃を見て、そう言った。 「それじゃあ…‥これはどうダイ‼」 男の姿が消える。 次の瞬間、涼子の懐に現われた。 (なっ…‥!!) 横からの斬撃を辛うじて機銃で防ぐが、涼子は吹き飛ばされ、廃屋に突っ込む。 男は一瞬で攻撃魔法を展開して、涼子に放った。 轟音と共に廃屋は崩れさる。 「ハッハ~ッ‼まずは…一人…‥」 男は俺を見てニタリと笑う。 (一歩も動けなかった…‥。) 俺はやっと二人一組の意味を理解した。 奴等は強い、一人で向かえばやられる…‥。 だから、二人一組…‥。 「次は…‥」 俺はその声に気付き男をみた。 男の姿が無い。 (何処だ…‥!) 「お前ダァァァァァ~‼」 上からの声に俺はケルベルスで防御をとる。 上段からの一撃が振り下ろされた。
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