第一章『魔を狩る者』

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その瞬間、銃口の先に魔法陣が展開され、弾丸が撃ちだされる。 その間、約一秒。 その弾丸はギルホーンの攻撃より速く、ギルホーンの右腕が後ろに吹き飛ぶ。 「グギャァァァァァ‼」 倉庫街に耳を裂くような叫びが轟く。 その後、さらに三発の弾を撃ちこみ、相手の動きを止めた。 「ぐうぅ…‥魔弾か…‥ッ。」 ギルホーンは瀕死の体を起こし、男を睨んだ。 「その通りだ…。俺達を甘く見たな…。」 男は銃をしまい、ギルホーンを中心に魔法陣を描きだす。 「クソッ…‥殺せぇ‼」 男は魔法陣を描き終わると彼を見て。 「殺しはしない、それが規則だからな。リベンジしたけりゃいつでも来い。」 そう言うと短い詠唱をした。 移動魔法がギルホーンを包み込む。 彼は男に問う 「貴様の名は…。」 「違法魔族管理課、新藤 宗馬。」 男はそう名乗り、去った。背後からギルホーンの声が聞こえる。 「我が名はギルホーン・アインター‼新藤❗貴様は我が殺す‼必ずだ…‼その日まで…待っていろ‼」 声が消えた。 ギルホーン・強制退去完了。 朝日が昇り、いつもと変わらない朝がやってきた。 そんな朝日を浴びながら、仕事終わりの煙草を吹かす (帰りますか…‥) 新藤は神魔省の違法魔族管理課に戻る。
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