2.出会いは・・・

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数分後・・・ 道の向こうから足音が聞こえてきた。 「テメェ、なにガンつけとんじぇコラァ!」 やってきた二人はどう見てもヤンキーなやつらであった。 「すみません、そんなつもりでは・・・」 「アン?何か文句でもあんのかっ!殺るぞコラァ」 「多岐!そのくらいにしておけ」 もう一人のヤンキーが多岐と呼ばれたヤンキーの言葉を遮る。 「だけど、真崎さんこの女が・・・」 「多岐・・・俺はやめろと言ったんだが」 「す、すみません、真崎さん」 真崎とヤンキーに睨まれ多岐は黙り込む。 「ところで嬢ちゃんは、こんな真夜中にダンボールに入って何をしていたんだ」 「それはですね~」 お姫様は事情を簡単に説明した。 「そうか・・・家出か」 そのときお姫様のお腹の虫がまたぐぅと空腹を知らる。 真崎はどこからかアンパンと牛乳を取り出してお姫様に渡す。 「コレをやろう」 「え、でも・・・」 「俺にはこのくらいしか出来ねえからな、受け取ってくれ」 そう言って二人は去って行った。 「いい人でよかったです♪」 お姫様は早速、アンパンを食べることにした。
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