始まり

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ハルナは中庭に行った。 中庭は色んなハーブや野菜やフルーツが植えられており、庭というより、畑みたいな感じになっている。   そして、ハルナには側近的な執事が三人いる、彼女はそれらに協力を求めに飛び出した。   「やはり居たか、カグツチ」   ハルナは赤いスーツを着た男性に話しかけた。   「おや、ハルナさん、どうしたのですか?」   その男性は微笑みながら、ハルナを見た。   「親父から、町の救済を頼まれた。一緒に手伝ってくれないか?」   ハルナはカグツチを見据えたまま言う。   「救済ですか……?私が仕える姫君の為なら、手伝いましょう」   カグツチは少し笑いながら了承した。   「よかった……」   ハルナは安心し、少し微笑みながら言った。   「他の二人も簡単にOKを出してくれると思いますよ?」   カグツチは庭の手入れをしながら言った。   「そうか、では、他の者の場所に向かう」   ハルナは、カグツチに背を向けながら言って他の場所に向かって行った。   「行ってらっしゃいませ」   カグツチは微笑みながらその背中を見送りながら言った。image=55463113.jpg
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