第一章 出会い

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隣で寝ている国香を見て思わずホッとする慧恵。 それにしても……一体どこ……? ガチャ ゆっくりドアを開け一瞬顔を見合わせる二人。 紫穂 「あら、起きてたのね。皆本さん、もう起きたみたいよ。」 タタタタタ……… 廊下を走っている音が聞こえる。 足音がだんだん大きくなってきた。 皆本 「やあ、起きたみたいだね。もう大丈夫なのかい?」 部屋に入ると状況を確認する。 皆本 「あれ?そっちの子はまだ寝ているのか。」 ゴシゴシ 顔を触り何かを確認する。 慧恵 「あれ……汚れが?」 皆本 「ああ、ごめんね。顔とか汚れてる所は拭いておいたよ。」
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