ひとつ

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「じょ、冗談でもそんなこと言わないでくださいっ。そ、そう言う事はお互いにきちんと理解し合ってからっ……」 「冗談なんかじゃないぜ?それに、これから理解し合えばいいことだろ?例えば、体を繋げて」  墓穴掘った!言葉を詰まらせる俺に、瀬戸さんはぽんぽんと頭を撫でてきた……。 「な、なんですか?」 「お前が恥ずかしいみたいだから待ってやるって言ってんだよ」  そうか。待ってやるってことは、やるのは決定事項なんですね。
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