ひとつ

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「あ、ありがとうございます」  一応明日の首のためにお礼は言っておこう。  瀬戸さんはクスリと笑って、その爽やかにカッコイイ笑顔で俺の顔を覗き込んできた。 「不服なの?だったら今ここで無理矢理ヤってもいいんだけど?」 「すみません。そんなことはありません。大変有難い譲歩です。心の底から感謝しています」  こう、すらすらっと謝罪の言葉が出てくるあたり俺も会社に慣れてきたよな。
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