第1章 崩れ去る日常

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3人で歩きながら話をしていると 「あれ?お前なんか肩に付いてるぞ?」 鋼夜が何かに気付いて俺の肩に触れてくる。 「なんか着いてたか?」 俺も疑問に思い聞き返す。 「なんだ?このベチャってしたの?」 ベチャってしたのって言うと……………………………まさか!! さっきの血、洗い落としてなかった!! 「っ!?血じゃねーか!?これ、どーしたんだよ!?」 まさに驚愕と言った表情で俺を見る鋼夜。 鋼夜が言った言葉に反応して心配そうな目でこちらを見る楓。 本当のことを言わないと動こうとしなかったのでしょうがなく俺はさっきのことを話した。 鋼夜はこういう性格なのだが、それは友達を思うからこそなのだ。 「実はな………」
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